ポテたんの手記

長い文書かないといけない時に使います

ニコニコ動画麒麟児 制作後記

みなさま〜(動画閲覧感謝)

11月も始まったばかりのこの時期から制作後記の執筆をしております、

ポテたんでございます。

この記事は2023年12月に投稿されたニコニコ動画麒麟児」の制作後記でございます。

またnicariaさん・まるくさんが運営をしている「メドベントカレンダー2023」の姉妹企画で、ウボァーさんが主催している「ニコニコメドレーシリーズ Advent Calendar 2023」に合わせて執筆を致しました。

まだ動画を見ていないよという方はこのタイミングでニコニコ動画麒麟児を1度見ていただければと思います。よろしくお願いします。

www.nicovideo.jp

 

 

新作メドレー制作の経緯

メドレーを作り始める前に1度個人の大型めな原曲メドレー制作をしておりました。(2022年をまとめたメドレー)ですが、制作に行き詰り進展が余りにも無いため泣く泣くメドレー制作の中止を発表させていただきました。その節は本当に申し訳なかったです。

イラストも描いてたのに……

そして2023年5月中頃にnicariaさんからお話を頂きましてイベントの為に新作の大型メドレーを作り上げる決意を致しました。

アドバイスをいただける体制も整えていただいたので、普段ほぼ1人で制作している私としてはとてもありがたい環境であり、タイミングも良かったお陰で次の制作へと向かっていけるモチベーションが復活しました……ありがとうございます。

コンセプト

今回のコンセプトとしては原点に立ち返り「流行歌を主軸として個人的な選曲を入れた原曲メドレー」を制作しておりますが、個人的に成し遂げたい事を2点設定しました。

  • 総曲数100曲以上
  • 20分程の原曲メドレー

他の方のメドレーと比べて激しく曲を入れ替える事をしない私ですが、この規模のメドレーを1度は作りたい!と日頃から思っていたのでこの数値に手を出した訳です。

最終的なメドレーの選曲バランスとしてはオールスター+音MAD関連+私的選曲でまとまったかなぁと思っています。

タイトルの意味

今回のタイトル「ニコニコ動画麒麟児」というものについて、今回本気で制作に取り込んだことからニコニコ動画という文言を前に置いた漢字3文字のフォーマットを取り入れました。(流星群とか摩天楼)

そして、「麒麟児」という単語を採用したのは、

才能が優れていて、将来が期待される少年。

麒麟児 - Wikipedia 

というようにYoutubeTiktok等が権勢を振るっている世の中でもニコニコ動画(及びネット)にはまだまだ優れた才能を持つ原石が転がっているんだぞ、その一部でも皆に感じてほしいという思いと、「麒麟」という言葉にある、

徳川家康も王が仁のある政治を行うときに現れる麒麟を信仰していた。日光東照宮には陽明門や拝殿などに麒麟の彫刻や絵画などの装飾が施され、麒麟が様々な霊獣の中心的な存在として扱われている。

その他多くの神社等で麒麟は祀られている。太宰府天満宮の手水舎のそばには、幕末の博多の商人たちが寄付した麒麟像が幸せを運ぶ「うその像」とともに立つ。また、東京都中央区日本橋には、獅子像、松や榎木の浮き彫りなどの装飾とともに、東京の繁栄を象徴する麒麟像が施されている

麒麟 - Wikipedia

神聖なイメージや、泰平の世に現れる神獣である事からこれからの世に願いを込め、めちゃくちゃ大層なことではありますが、このタイトルをつけさせていただきました。

イラスト(サムネイル)に関して

今回のメドレーに使用したイラストは私自身丹精込めて描き下ろしたイラストです。

ニコニコ動画麒麟児 サムネイルイラスト

キャラ選出に関しては「動画内で楽曲に色濃く関係していること」「使用率の高いジャンル」等々考えたりして選出させていただきました。

① 陸八魔アル

『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』に登場するキャラクター。メドレー内でも使用している「Unwelcome School」が便利屋のテーマ・アル社長のテーマと言われる事があることと、今回のメドレーブルーアーカイブ関連BGMの使用がなかなかに多いという事でジャンルを表す意味でも採用しました。

② ボタン

ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』に登場するキャラクター。メドレー内に使用されている「戦闘!ボタン」に合わせての採用です。この後で出てくる「ポケットのモンスター」がポケモン関連であることも関係しますし、描いてみたかったので描きました。

あと、キャラは出しませんでしたが色々な楽曲を想起させてくれるような意匠を今回のイラストの中に仕込ませていただきました。左上から

  • ロジカ
  • 黒塗り世界宛て書簡
  • 散り散り
  • キミノヨゾラ哨戒班
  • 錠剤
  • 夜に駆ける
  • マーシャルマキシマイザー
  • Luna Ascension
  • 少女レイ / 愛に出来ることはまだあるかい(天気の子)

となっていてそれ以外の意匠としては

  • 愛に出来ることはまだあるかい / 夜もすがら君想ふ(歌詞:愛を謳う) (ハート型)
  • 追究 ~つきとめたくて (ボタンのポーズ)

を入れ込みました。

構成に関して

構成に関してですが基本行き当たりばったりでした。

ニコニコ原曲メドレーという打ち込みではないスタイルでメドレーを作るためには原曲から原曲への聞き心地の良い繋ぎが必要であると考えています。重ねも大事ではあるのですが、繋ぎがぶつ切りであると一塊のメドレーと感じにくくなってしまいます。

毎回取っている手法ではありますが、曲をその場で聞きつつ展開させたい方向を決めて、合う曲を探して更に重ねる曲を考えて…の繰り返しで制作を進めていきました。

ですが、今回最後に使いたい曲は制作期間中に開催された「音MAD DREAM MATCH -天-」の影響もあって、すんなりと決まったような気がします。

それがNeroさん×KAISATSUさんタッグの「FLAME KEEPER」が制作された同名音MADに使用された楽曲「REVIVER」。心揺らされるようなアツい音MADはニコニコ動画における音MADの一面を表してくれるとともに楽曲としての強さ、鳥肌の立つ構成、最後を演出してくれるものであると確信しました。

その曲を入れようと思ったあたりから、「音MAD DREAM MATCH -天-」出場コンビが制作した音MADで使われた楽曲も意識して取り入れ始めたりしています。(アルティメットセンパイとかは偶然)

動画制作について

動画制作についても今回、私からお願いした上で快く協力してくださった方々がいらっしゃいます。音MDM天で公開された「令和のNico Nico Madventure」を制作したXimcoさん×さくれいさんタッグ「+++V」のお二方です。今回制作している最中その音MADの影響もありどうしてもMr.Ashu「Pico Pico Adventure」を選曲したくなりました。

選曲して音源を完成させた後、動画部分の制作当初は単品が公開されていないこともあり、別映像を使う可能性も視野に。しかし、ニコニコメドレーにおけるカオス感のエッセンスの為にもやはり交渉してみるしか無いという考えに至り、今回参加している企画であるメドベントカレンダー運営に交渉しても良いかの確認を取った上でX(旧Twitter)のDMで直接交渉を行い、快く映像を提供していただきました。

今回「Pico Pico Adventure」の部分で使用した「令和のNico Nico Madventure」映像に関しては「音MAD DREAM MATCH -天-」本放送にて流したものと同じ映像を使用しております。 

制作後記という場ではありますがこの場をお借りして御礼申し上げさせていただきます。Ximcoさん、さくれいさん両名が丹精込めて制作された動画を提供していただきまして本当にありがとうございました!

制作期間中

制作期間中、なかなか自分のやっている事が言えずムズムズしておりましたしイベントもちょこちょことあったなぁ…。というのも、「水嶋咲生誕祭2023」という事で毎年やっている水嶋咲音MADの制作も行っていました。

しかも動画はまさかのテレキャスタービーボーイ+手描きPV。

当然集中するために2023/8/19の約1ヶ月前からメドレー作業をほぼ完全に停止させた上で手描き素材の用意を頑張っておりました。(多分ここが一番ヤバかった)

更にやってきたのが「#那須ピーマンを応援する番組」です。本当にめちゃくちゃ強引に北海道へと連行された那須ピーマンさんに差し入れを渡すためだけに北海道札幌市にある水曜どうでしょうの聖地「平岸高台公園」へと赴きました。

10月も後半な上に来た日がよりによって雨降ってるし冷え込みがバカ強い日(当時今季一番の冷え込み)という事で、めちゃくちゃ心配になった私はツイートで意思表示をした上で那須ピーマンさん側からのコンタクトを待ち、色々と調整してから差し入れをさせていただきました。帰宅後、足が濡れまくっていたので靴底を確認したら両足とも穴空いてた…

そんなこんなあって無事10/24に音源完成。

その勢いで動画も頑張ったり交渉したりして11/19にひとまずの完成(オールアップ)を迎えました。

成し遂げた……!!!

 

メドレー映像のコンセプト

という事でメドレー映像(medley-PV)に関してのコンセプトを述べさせていただければと思います。今回動画制作をするにあたり、「オールスター感のあるカオス」「おしゃれさ」「シンプルな画面構成」の3点を意識しながら制作にあたりました。

というのも私のパソコン、スペック的に編集等をこなせる性能は搭載しておりますが、激しい編集・大量の動画を入れ込んだ画面構成という物に、ついてこれないという判断を今までの動画制作の経験から下しております。

しかし、いい動画は作りたい…!ので、見せ方を頑張って考えてみました。

曲名表示方法

今までのメドレー映像(Niconico Starry Night等)では、常時曲名表示されているという事で流れている曲はなんだっけという時に確認しやすい表示方法を取らせていただきました。ですが、今回はPVを見せたほうが良いだろうという事になり、少しだけ表示させて後は隠すという曲名表示方法に変更させていただきました。

この手法を取ってるメドレーで例をあげさせてもらうと、ニコニコ令和応援曲2020 -Heroes and Dreams- (sm37776361)やニコニコ十五周年漂流記(sm39736300)とかがそうかな…

もう一つ文字表示のデザインに関しても、色は背景白と文字黒で統一・フォントはLINE SEED JPというフリーフォントで統一して視認性とオシャレさを両立できるように務めました。というのもゴチャつかせる中で下手にカラーをつけてしまうと「絶対に文字が周りの動画に埋もれるじゃん!」という事に気がついたので、強くメリハリのつく白黒をチョイスしました。

あと3曲重なっている場面に関して、3枠分用意せず曲名表示を2枠+(動画演出で適宜)で対応。

映像表示方法

これも、今までのメドレー映像では使用している曲の映像は少しでも画面に出しておく手法を取っていましたが、映像で魅せたいという物の前ではこれはいらないだろうと即決。時と場合によって2曲重なっていようと3曲重なっていようと画面の見栄え的によろしくないと判断すれば映さない手法を取りました。

メフィスト」部分や「RE Aoharu」部分を見るとわかりやすいかなと思います。

思い切ってリコリスリコイルの映像しか使わない所とか。

ED映像に関して

ED映像に関しては、ポテたんがHOKKAIDO LOVE割を使ってプライベートで行った札幌市内のホテルで撮影させていただきました。

ED映像のみ真っ先に作る → Googleフォトに上げとく → ホテルに止まった時WiFiに繋いだサブスマホで映像を流す → それを自分のスマホで撮影

という手法でいい感じの映像が撮影できたと思います。着想自体は人マニア(原口沙輔 feat. 重音テト)からいただきました。なので人マニア使ってると言っても過言ではない

多分人マニアで使ってるiPhoneと私の撮影で使ったiPhone同じかな…

あと画面に映ってるスピーカーはAnker Soundcore select 2です。

去年の年末近くに駿河屋で掘り出したジャンクです。普通に今でも使えてます。

最後に

という事でブログ記事も最後まで来てしまいましたが、なんだかんだで久しぶりに大型の作品を送り出せたということには今回のメドベントカレンダー2023を企画しお誘い頂いた運営さんにすごく感謝をしております。

まだまだ意欲的に作品を送り出していきたいなと思っておりますので、現時点ではわかりませんが今後の活動も楽しみにしていただければなと。活動無くてもXで夜ご飯ポストしたりしてるので生存は確認しやすいと思います。

メドベントカレンダー2023はまだまだ続きますし、様々な作者の新たな作品に期待しつつ今回はここまでという事で。ありがとうございました。

 

ポテたん